津軽ダムを見学!工事現場と目屋ダムの勇姿が見れるのは今だけ
青森県白神山地の入り口で工事中の津軽ダム。平成28年の竣工を目指して建設が行われ、これまで岩木川の洪水をふせいできた目屋ダムからその役割を引き継ぐことになります。
全国で新規に建設されるダムが少なくなる中、現在まさに工事中の津軽ダム。そして昭和35年の竣工からこれまで働いてきた目屋ダムの姿。この2つを見れるのは今だけ。ダムマニアは青森県に急ごう!
津軽ダム工事を見学してきた
お盆休みの青森旅行のついでに白神山地に行こうと思ったら県道が通行止めで辿りつけなかったので、その入口で工事中の津軽ダムを見学(写真は全て2014/8/14のものです)。
工事中のダムを見るのは埼玉県の滝沢ダム以来だろうか。完成したダム巡りもいいけど、工事見学でだけ味わえる「今まさに作っている感」は堪らないものがあります。
完成すると東北地方で高さ97.2mで8位、総貯水容量140,900,000立方メートルで5位の巨大ダムになります。現在の目屋ダムと比較すると高さ1.7倍、総貯水容量3.6倍となり、目屋ダムではカバーできなかった洪水被害・水不足問題が大きく解消しますね。
今しか見れない工事現場
津軽ダムで使うコンクリートを作る施設が展望台から見ることができます。夏で草が多く見える範囲になりますが、写真を撮ってきました。
左奥の建物の手前がふるい分け設備、その手前が2次・3次破砕設備、右奥のタンクのようなものが骨材貯蔵設備。
骨材貯蔵設備を違う角度から。草が…ね…夏だから…。
サージパイル(岩石のストック場所)には何もないですね。草で見えないだけかも?長い長いベルトコンベアの先にバッチャープラント(コンクリートを作るところ)が見えます。その奥にはダムサイトが。
スマホのデジタルズーム全開なので画像が荒いのですが、ゲートを裏(内側)から。水が貯まったらもう見れなくなりますよ!
津軽ダムの下流はこんな感じ。
今風の建築がステキな津軽ダム管理事務所。1階部分の壁には木が使われています。説明がフェンスに書いてありましたけど写真撮り忘れたのでなんだか分からなくなりました。現場で確認して下さい。
津軽ダムの工事は24時間動いているようで、夜間はライトアップではありませんが工事の電灯で幻想的な雰囲気になるようです。旅行中で残念ながら抑えられていません(し、良いカメラ持ってないのでおさえられません)が、時間がある方やダムマニアの皆さんは夜間にもぜひ。
コンクリート打設終了間近!
「津軽ダム夜間の現場見学会」(リンクはPDF)がオフィシャルに行われているようですが、次回は8月22日(この記事を書いている翌日)で、申し込み終了していました…。
しかし、コンクリートの打設がそろそろ終了とのことなので、ぜひ今のうちに青森県まで足を伸ばして津軽ダム見学に行きましょう!
津軽ダムへのアクセス
アクセスマップは津軽ダム管理事務所に説明を譲りますが、宿泊は電車やバスなら弘前市、車なら青森市がおすすめ!
青森市からは若干遠いのですが、東北道に乗って大鰐弘前ICで降りればスグです。青森市はホテルが多く徒歩10分圏内に観光地が多いので、ダム+観光するなら青森市宿泊推奨。弘前市はダムのついでに見れます。
弘前市に行ったついでに「弘前市りんご公園」でリンゴ料理を食べると青森感満載で良いですよ。