豪雨は危険!冠水アンダーパスで自動車が水没・浸水する前の対策と対処

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冠水したアンダーパスでの水没事故を防ぐ

昨今発生している急激な豪雨で冠水したアンダーパスに突っ込んだ車が水没・浸水する事故が多発していますね。アンダーパスに貯まった水面下に沈んだ自動車の映像をニュースでもよく見かけます。

はたから見ると「何故こんなことになるのか?」と思う水没・浸水事故。ドライバーが意識するべきことを自戒も込めて書いておきます。

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警告板を見てない

大型のアンダーパスでは、その前後に電子掲示板による警告が出ています。普段はただ通過するだけで見過していないでしょうか?

雨が降っている時には特に警告板に注意すること。冠水している時には「通行禁止」などの表示がされています。警告が出ていた場合はハザードを出してゆっくり停車し、水に浸かったエリアに入らないようにしましょう。

急ブレーキをかけると後続の自動車に追突されるので注意して下さい。

スピード出しすぎ

雨なのにいつものスピードで走っていると、もしアンダーパスの冠水を目視で確認しても止まりきれません。雨が降っている時にはゆっくり、アンダーパスを通過するときには意識してさらにゆっくり走りましょう。

自動車学校で「かもしれない運転」というのを習うと思います。「この豪雨でアンダーパスが冠水しているかもしれない」と意識しながら運転すれば、無事に止まれる確率は上がります。

もし自動車が水没・浸水してしまったら?

それでも自動車が水没・浸水してしまった場合は、慌てずに、まず落ち着いてエンジンを切りましょう。

▲JAFによる実験動画

ドアが開く場合

そっと足を出して深さを確認して下さい。歩ける深さであれば、自動車が進行してきた方向と逆向き(浅い方に向かって)に歩いて避難して下さい。

アンダーパスが冠水している場合は、マンホールや側溝のフタが外れている場合がありますので、一歩一歩足元を確認しながらゆっくり歩きましょう。

ドアが開かない場合

水圧でドアが開かない場合があります。その時に備えて特殊ハンマーを自動車のダッシュボードなど手の届く範囲に置いておきましょう。

特殊ハンマーはシートベルトカッターと一緒になっているものがオススメ。オートバックスやイエローハット、もしくはホームセンターなどで購入できます。

窓を割り脱出するか、窓を割って車内に水が入ってくるとドアが開く場合があります。

あとは上記同様、気をつけて避難して下さい。

ドライバーの意識と事前の備えが大事

水没しないで済むのが一番なので、雨の日のアンダーパスは冠水している可能性を常に意識すること。万が一に備えて、特殊ハンマーを自動車の中に用意しておくこと。

水没・浸水事故は自動車が故障するだけならまだしも、あなたの生命の危機につながるケースもあります。事故防止を心がけ、気をつけて運転してくださいね。

自戒も込めて。

 

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