プリウスの燃費ライバル続々…環境対応車で世界を獲るメーカーは?

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トヨタのプラグインハイブリッド車「プリウスPHV」

世界の自動車メーカーがトヨタ「プリウス」に対抗した車を続々登場させる見込み。ハイブリッド車(HV)はヒュンダイが、プラグインハイブリッド車(PHV)はGM(ゼネラルモーターズ)が、トヨタのライバルとなる。

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米国PHV市場を制したのはシボレー

デトロイトモーターショーでのシボレー新型ボルト

日本でプラグインハイブリッド車(PHV)と言えば「プリウスPHV」。しかしアメリカでは様子が異なる。2014年アメリカにおけるプラグインハイブリッド車の販売台数が発表された。

GMが販売するプラグインハイブリッド車、シボレー「ボルト」。デトロイトモーターショー15で新型が初公開され、現行型はモデル末期となるにも関わらず1万8805台の販売を記録。

一方、トヨタ「プリウスPHV」は1万3264台。5541台もの大差をつけられている状態なのだ。

しかも販売台数がシボレー「ボルト」は前年比▲18.6%なのに対し、トヨタ「プリウスPHV」は前年比+9.7%と大きくプラスに転じても届かない差が生まれている。

新型「ボルト」が発売されると更に販売台数を伸ばすことが見込まれる中、トヨタはどうアメリカ市場を攻略していくのか注目だ。

フォード・モーターもPHVで猛追

フォード「C-MAXエナジー」

新たなライバルも登場し着々とシェアを伸ばしている。

フォードは小型プラグインハイブリッド車「C-MAXエナジー」が前年比+17.9%の8433台、中型セダン「フュージョンエナジー」が前年比+89.7%(!)の1万550台。

販売台数で「プリウスPHV」まであと2714台と肉薄している。

日本メーカーではホンダも「アコードPHEV」で進出しているが、販売台数はわずか449台、前年比▲14.5%と落ち込んでいる。

ヒュンダイがハイブリッド専用車発売へ

韓国の自動車最大手メーカー・ヒュンダイ(現代自動車)がハイブリッド専用車の発売を宣言した。

新型セダン「ソナタ・ハイブリッド」の発表会で明らかにしており、ヒュンダイは世界第2位の環境対応車販売台数を狙う新戦略を立てている。

新型ハイブリッド専用車の詳細は明らかにされていないが、エコカーだけのサブブランド「Blue Drive」を立ち上げ展開してく模様。

▼同社の専用サイト。HV・PHV・燃料電池車(FCEV)・電気自動車(EV)など、環境対応車販売のためのブランド「Blue Drive」。

ヒュンダイ「Blue Drive」

2015年発売予定の次期「プリウス」、そして発売は未定だが噂される次期「プリウスPHV」の巻き返しに期待したい。

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