次期プリウスの燃費は世界最高リッター40キロを達成!2015年秋発売か?

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次期プリウスの燃費はリッター40キロ

ハイブリッドカーの代名詞といえばトヨタ「プリウス」。その新型、「次期プリウス」が2015年発売予定と報道されている。注目はその燃費、世界最高のリッター40キロを達成する見込みだ。

※画像は現行プリウス

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現在の最高燃費は「アクア」

2015年1月現在、国内のガソリン車・ハイブリッド(HV)車で最高の燃費性能を持つのは同じくトヨタの「アクア」。その燃費はリッター37.0キロと驚異的、世界一の数字である。

しかしもう一台リッター37.0キロを実現している車がある。それはスズキの新型「アルト」。2014年12月に発売された最新モデルで世界一タイを実現した。

一方、3代目となる「現行プリウス」の燃費はリッター32.6キロ。とは言え、2011年12月のマイナーチェンジからすでに3年が過ぎたモデル末期だ。

トヨタ「プリウス」の巻き返し

「新型プリウス」では、燃費向上のための様々な策が盛り込まれる模様だ。

  • モーターなどハイブリッドシステム(THS-Ⅱ)の性能向上
  • 排気量1.8リットルエンジンの燃焼効率向上
  • 車体重量の軽量化(現行の1600キロから1500キロへ)

これにより、世界最高の燃費性能リッター40キロを叩き出す。特に軽量化の面では、樹脂素材を多くの箇所に使う、電池の小型化などにより100kg程度の軽量化が実現する見込み。

ハイブリッド車の低燃費化はどこまで進む?

水素で作った燃料電池で走るトヨタ「ミライ」などのFCV、プリウスをプラグインハイブリッド化した「プリウスPHV」などのPHV。ガソリン車かハイブリッド車かの2択では無くなってくる今後。

ハイブリッド車の低燃費化(燃費競争)はどこまで加速するのだろうか?

価格面や維持費で有利な軽自動車では、スズキ「アルト」が前述のとおり現在の世界最高燃費リッター37キロを実現しているほか、マツダ「デミオ」ではスカイアクティブテクノロジーと新世代クリーンディーゼルエンジンの組み合わせでリッター30.0キロを達成。ディーゼルエンジンのためガソリンより安い軽油が燃料で、日常の維持費が安い。

▼ベッキーのCMでおなじみのスズキ「アルト」

スズキ・アルト

▼快適な低・中速域の加速が楽しめるマツダ「デミオ」ディーゼル

マツダ・デミオ ディーゼル

単純に燃費性能の数字だけでは良し悪しを判断できなくなる時代が、ますます加速する。

世界初の量産ハイブリッド専用車として1997年に登場した「プリウス」は現在世界に300万台が走っている。

「~に先駆けて」という意味のラテン語から付けられた「PRIUS」の名前を持つ、トヨタにとって失敗の許されない車であることは間違いないが、数字だけの燃費競争にならないことを祈る。

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