ブログ広告の分散(リスクヘッジ)にnendを導入!売上は?
「ブロガーはGoogleAdSenseだけに広告収益を頼るな、分散してリスクヘッジを!」という記事をよく見るので、スマートフォン向けアドネットワークの「nend」を導入してみました。
nendって何?
「nend」はスマートフォン向けのアドネットワーク。スマートフォン向けなので、PCには広告が配信されません。
AdSenseに比べて審査基準が緩く、AdSenseの利用規約では広告掲載NGな記事にも広告を載せられます。
ブロガーに馴染み深い「A8ネット」や「モバ8ネット」といったASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)を運営しているファンコミュニケーションズが運営しています。
nendを載せてみた効果と売上
今このブログには「nend」の広告が載っていないのでお察し…という感じではありますが。
ピンク色の点線以降が「nend」を掲載した期間。ページのCTRは全期間AdSenseのみ、ページのRPMは2月1日以前はAdSenseのみ、2月1日以降はAdSenseとnendを含めた全体の数字で計算しています。
念のため、RPMは1000PVあたりの売上です。
「nend」導入以降、AdSenseのCTRが下がり、RPMが低下しました。1週間経った2月7日の時点で「nend」を外したので、RPMが回復する事を祈っています…。
このブログだけでなく他のブログでも同様の推移を示したので、単に『「nend」を載せてリスクヘッジ!』という場合にはおすすめできない結果に。
nendの敗因予測
ぼくのブログでは数字が良くなかったというだけで、nendから収益を上げている人ももちろんおられます。
- クリックが分散してnendに流れた(結果AdSenseのCTRが下がった)
- CPCがAdSenseと比較して低い(nendは9円~)
- ブログ記事とnendから配信される広告が合わない(ゲームが多い)
この辺りの要因で、RPMが下がる結果になってしまいました。
nendはこんな人におすすめ
- 何らかの理由でAdSense審査に通らない
- AdSenseがアカウント停止された
- AdSenseの利用規約ではNGな記事を書きたい
- スマホで複数のレクタングル広告を並べて出したい(AdSenseだけではNG)
1~3のAdSenseが載せられない人にはnendはおすすめです。1時間程度で開始できるので「AdSense停められた!」という時も、さっと売上を回復できます(AdSenseには負けますが)。
4の複数の広告を出したい時には、ユーザーの読みやすさが失われないようにさえ注意してうまく運用すると、AdSense単独より売上を上げられる場合もあります。
サイトやブログの内容によると思いますので、この記事をみて「nendダメだ」と判断せず、試してみてくださいね。
photo credit: pinchpot hands via photopin (license)