ASO(アプリストア最適化)でダウンロードを増やすGoogle Playの検索SEO対策
せっかく作って公開したアプリ、もっとダウンロード数を増やしたい(多くのユーザーに使ってもらいたい)ですよね。
そのため必要なのはASO(アプリストア最適化)。アプリストア内の検索で上位表示され、かつダウンロードしてもらえる工夫をすることで、アプリのダウンロード数は何倍にも増やすことができます。
あなたのアプリがアプリストアに最適化されているか、チェックしてみてくださいね。
目次
ASO(アプリストア最適化)とは
世の中には何万~何十万という数のスマートフォンアプリが公開されています。その中からたった一つの「あなたのアプリ」をユーザーに探し出してもらい、ダウンロードしてもらう必要があります。
- 探しだしてもらうこと
- ダウンロードしてもらうこと
上記は全てGoogle Playなどのアプリストアから行われます。ユーザーに「アプリストア内であなたのアプリを見つけやすく、ダウンロードされやすく」するために情報を最適化するのが、アプリストア最適化です。
※このエントリーではGoogle Play Androidアプリを題材に説明しています。
説明用に仮の題材を決めます
説明しづらいので、仮の題材として適当なアプリを決めます。
アプリ名:亀ラ
機能:
撮影した画像に亀のイラストを自由に付けられます
亀のフレームもあります
コメントも手書き風に書けます
人間の顔を認識して亀みたいに加工します
…うん、すごく要らないね(亀好きの人にはたまらないのかも知れません)。この「亀ラ」を題材に説明しますので、適宜あなたのアプリに置き換えて対応して下さい。
タイトル(アプリ名)
NG例
亀ラ
あなたがオリジナルで付けたアプリの名前を知っている人は世の中に何人いますか?ここにオリジナルの名前「亀ラ」とだけ入れても、その名前で検索してくる人はほとんどいません。
タイトルには「オリジナルの名前」+「そのアプリの特徴」を書きましょう。アプリの特徴を書くときには、その手のアプリを探す人が一緒に検索しそうなワードを入力します。
例えばこんな風にします。
亀ラ – 写真にかわいいカメのスタンプが押せるカメラアプリ
タイトルに含まれるキーワード「写真」「かわいい」「スタンプ」「カメラ」「アプリ」の組み合わせで上位表示される可能性が高くなります。あなたのアプリの特徴を示しつつ、検索されそうなキーワードを盛り込んで下さい。
検索されそうなキーワードを探す簡単な方法は、Google Playの検索窓に例えば「カメラ」と入れて出てくる検索候補(サジェストキーワード)を見て下さい。
いくら検索を生業とするGoogleでも「書いてないこと」を見つけることはできません。伝えたいことは書く、その気持ちで書きましょう。
アイコン画像
何かのキーワードで検索した結果に表示されるのは先のタイトルと、アイコンだけです。
※デベロッパー名も表示されますが、あなたの名前は誰もしらないと思って下さい。
アイコンは画力が問われるので、デザイン経験がある人以外には難しいですが、色や縁取りを変えるだけでも注目度が変わります。
検索した結果に表示される同じようなアプリと比べて、あなたのアイコンは目立っていますか?欲しいなと思えるデザインですか?あなたのアプリの上下に並ぶアイコンより魅力的になるように工夫して下さい。
紹介文
タイトルとアイコンでアプリの紹介ページに誘導したら、次にユーザーが読むのは「紹介文」です。紹介文を書くポイントは2つに分かれます。
最初の5行
スマートフォンでは、そのアプリの紹介ページに行った時点だと最初の5行しか表示されません。この5行でダウンロードを検討するか、前のページに戻るかをユーザーは決めてしまいます。
あなたのアプリがダウンロードしたくなる言葉、そして検索してきたであろうキーワードを盛り込んだ言葉で、あなたのアプリを紹介しましょう。
※表示文字数はGoogle Playの仕様変更で変わる可能性があるため、随時チェックしましょう。
全体にキーワードを盛り込む
短すぎる紹介文はユーザーがダウンロードするための材料として足りません。あなたのアプリの特徴をあますところなく紹介文に書きましょう。細かく書いていけば1000文字くらいには簡単になるはずです。
先ほどの「亀ラ」の例で言えば、「写真」「かわいい」「スタンプ」「カメラ」「アプリ」などを盛り込むキーワードとして紹介文を作ります。もちろんこれ以外にタイトルに入らなかったキーワードを追加しても構いません。
その時に注意して欲しいのは、検索されたいキーワードを適切に文章全体に自然に盛り込むこと。あくまで自然にです(大事なことなので二回言いました)。
キーワードの単なる羅列はスパム行為と判定されて検索結果に出ない、アカウントが削除される、などのリスクがあります。同じキーワードが異常な量書いてあるのもスパム判定される可能性があるので気をつけて下さい。
NG例)
カメラアプリ,カメラ,アプリ,写真,スタンプ,亀,カメ,画像,カワイイ,かわいい,可愛い
スクリーンショット
1枚目に全力を尽くす
1枚目は起動画面、2枚目は画面をタップした次の画面、と時間軸で並べていませんか?それが悪いとは言いませんが、そのスクリーンショットは魅力的でしょうか。
1枚目のほうが2枚目より多くの人の目に止まります。1枚目はあなたのアプリを示す一番魅力的なスクリーンショットにしましょう。
文字サイズは小さすぎないように
機能の説明などでスクリーンショットに文字を入れる場合は、スマートフォンの画面で読みやすい文字サイズを意識して下さい。
パソコンで画像を作っていると、つい小さい文字にしてしまい、スマートフォンでは読めないサイズになっているスクリーンショットをよく見かけます。
ユーザーレビュー
ここまでで、あなたのアプリが魅力的だな、とユーザーに思ってもらえても、最後の障壁は他のユーザーによるレビューです。
★1つが並んでいたり、辛辣なコメントが並んでいたりするアプリは、ダウンロードするのを辞めてしまいます。
Googleの一つの基準は★4つ以上。ユーザーに満足されるアプリを目指していきましょう。
不具合は早急に直して伝える
一番多いのは不具合報告。「動かないので★1つです」が並ぶと、平均評価点を上げるのは困難になります。
ユーザーから届いた不具合報告は、真摯に対応して、直した時は直したことを「最新情報」に記載してユーザーに伝えましょう。
特定の機種でだけ発生する不具合もあります。どうしても直せない場合は、その機種を非対応にすることも検討して下さい。
ユーザーが満足したタイミングでレビューをお願いする
レビューはお願いしないとなかなか書いてくれません。何度もそのアプリを使ってくれているタイミングで、アプリ内からレビューをお願いしGoogle Playに遷移させましょう。
ポイントはレビューを強制しないこと、何度もレビューをお願いしないこと。良いレビューにしたい気持ちもわかりますが、それでユーザーに嫌な思いをさせてしまっては本末転倒。バランスが大事です。
番外編:SEOの本を熟読する
2014年8月現在のGoogle Play検索は、かなり簡易な検索エンジンで動いています。そのため、有名なアプリ開発会社でもキーワードを羅列するようなスパム行為が未だに見受けられます。
しかし、Google Playを運営しているのはもちろんGoogle。SEO(検索エンジン最適化)でもGoogleはスパム行為を嫌い、ペナルティを与えてきます。それはユーザーにとって良い体験にならないからです。
Googleが求める「最高の検索体験」(=ユーザーが欲しいものがすぐに見つかる)に応えるように、本質を見すえてASO(アプリストア最適化)を行っていれば、Googleが本気を出して検索エンジンのアルゴリズムが変更されても慌てることはありません。
あなたのアプリが欲しいと思っているユーザーに、しっかり見つけてもらえるように対応していくことが、アプリのダウンロード数を増やすために必要です。