シン・エヴァンゲリオン劇場版も宇多田ヒカルの新曲が主題歌になるか?
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』は序・破・Qともに主題歌は宇多田ヒカルがずっと担当していますね。エヴァンゲリオン最終作となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』でも宇多田ヒカルが主題歌を担当するのか、そして新曲は発売されるのか、期待が高まります。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』公開時に、宇多田ヒカル「Beautiful World」が主題歌に採用されることが発表され、個人的に最も好きなアーティスト・宇多田ヒカルと、最も好きなアニメ・エヴァンゲリオンがタッグを組むことに大興奮したのを覚えています。
宇多田ヒカルは現在”人間活動”のため活動休止中ですが、果たして『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』用に新曲を描き下ろしてくれるのだろうか…いや、して欲しい!
目次
シン・エヴァンゲリオン劇場版主題歌は宇多田ヒカル?
無期限活動休止中のため『Q』の「桜流し」から2年新曲が登場していない宇多田ヒカル。『Q』のエンディングにはピッタリだと感じた「桜流し」だが、最終作となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のエンディングではリミックスしても合わないような予感がする。新曲が出てくれる(エヴァンゲリオンのためにもう一度復活してくれる)事を祈りたいが、どうなるだろう。
もし新曲が無理なら、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』の劇中挿入歌「Komm, süsser Tod~甘き死よ、来たれ」の宇多田ヒカルカバーはどうでしょうか、ヒッキー…。「Komm, süsser Tod~甘き死よ、来たれ」の日本語歌詞は、エヴァ監督・庵野秀明が書いていますし…。
期待も込めて、ここで過去のエヴァンゲリオン新劇場版で使われた宇多田ヒカルによる主題歌を振り返ってみましょう。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』/宇多田ヒカル「Beautiful World」
宇多田ヒカル×エヴァンゲリオンが実現した記念すべき一曲が「Beautiful World」。元々エヴァンゲリオン好きの宇多田ヒカルが雑誌”週刊プレイボーイ”の特集記事”エヴァンゲリオン10年目の真実”でエヴァンゲリオンについて語ったのをきっかけにオファー。宇多田ヒカルが快諾し、主題歌に採用されることになった。
実はこの曲、宇多田ヒカルが紀里谷和明と離婚以来初のシングルとなったのだが、エヴァンゲリオンにハマったのは元夫・紀里谷和明に勧められたのがきっかけ、という少し悲しい裏話があり、宇多田ヒカルファンには何とも消化できない複雑な気持ち。とは言え、宇多田ヒカル×エヴァンゲリオンを実現させた紀里谷和明には感謝すべきなのかもしれない。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』/宇多田ヒカル「Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-」
『破』でも宇多田ヒカルが主題歌を担当するという情報は、事前に映画公式フリーペーパー”EVA-EXTRA 02″で発表されていたが、何の楽曲になるかは伏せられていた。新曲への期待もあったが、公開当日まで伏せられていた「Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-」が主題歌として発表。
(新曲じゃないんだ…)と思いつつ観た『破』のエンドロールで流れる「Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-」で、新曲でない残念感は払拭されグッと心に来たファンも多いのではないでしょうか。名前の通り「Beautiful World」のリミックス版となる本楽曲は、Russell McNamara(ラッセル・マクナマラ)と宇多田ヒカルによる別バージョン。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』/宇多田ヒカル「桜流し」
『Q』の公開は2012年、宇多田ヒカルが活動休止したのは2010年。つまり、活動休止中に唯一発表された宇多田ヒカルの楽曲がこの「桜流し」。エヴァ制作スタッフの要望と、宇多田ヒカルのエヴァへの思い入れによって実現した奇跡の一曲なのである。映画公開日の発表時にも主題歌発表なし、公開当日になって初めて情報公開されるという、宇多田ヒカルファンには驚きの展開だった。
『Q』の主題歌として描き下ろされた「桜流し」は、エヴァ監督・庵野秀明の”映画の展開には沿わず、今宇多田さんが思うこと、感じていることを歌にしてほしい”という要望で、宇多田ヒカルは『Q』のストーリーを全く知らないままに制作した。宇多田ヒカル本人もネタバレを嫌がってそうした、というからエヴァへの思い入れが強く感じられる過程を経た一曲。
「桜流し」は通常のCD販売は無く、最初はiTunesでのデジタル配信のみ、その後要望を受けてDVDシングルとして発売。CDの「桜流し」は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』Blu-ray/DVDの初回特典でのみ入手できた。
忘れちゃいけない『序』予告編/宇多田ヒカル「Fly Me To The Moon (In Other Words)-2007 MIX-」
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の予告編で使われたのが「Fly Me To The Moon (In Other Words)-2007 MIX-」。元々は「Wait&See ~リスク~」(2005年)に収録されていたJAZZ曲「Fly Me To The Moon」をカバーした「Fly Me To The Moon (In Other Words)」のリマスタリング版。
「Fly Me To The Moon」はアニメ版『新世紀エヴァンゲリオン』のエンディングテーマとして使われていて、アニメ版では歌い手が違う・アレンジが違うなどの全14バージョンが存在した。この曲を宇多田ヒカルが歌い、CD「Beautiful World / Kiss & Cry」に収められている。ずっとエヴァを見てきた宇多田ヒカルファンにはたまらない一曲。
どうなる?『シン・エヴァンゲリオン劇場版』主題歌
宇多田ヒカルファンにも、エヴァンゲリオンファンにも待ち遠しい『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。公開日も未定ですが、主題歌はどうなるのか、宇多田ヒカルは歌ってくれるのか。皆さんはどう思いますか?